第1号🌸毛筆【中3年 H.Sさん】(小学6年生5月~中学3年生3月)
とても嬉しい通知を受けました。なんと!当教室から、第1号の八段合格者が出ました!
当時、中学3年生の子が3月に八段試験を受験し、1か月後の今日、合格通知が送られてきました。
やったぁぁぁ!おめでとう!(*´▽`*) ほっとしました。胸がいっぱいです。
初めて目にした八段合格通知書!本当に嬉しいです(ノД`)・゜・。
ここからは、長いお話。私と彼女のお話です。お時間のある方はどうぞ。
実は、教室を開こうと思ったのは、彼女が段級位を取りたいと言ってくれたからなんです。
最初は、近所の子どもたちにお習字を教えていただけのおばちゃんでした。手本は、ネット検索、道具は100均でそろえ、筆と半紙と墨汁は某ホームセンターで購入。格安の1回500円で教えていました。当時の私は、日本習字を数年前に辞めていたのですが、息子の入園と同時に、ひょんなことから、小学生に習字を教えることになったのです。看板も持たずに7年間、口コミだけでたくさんの子が習いに来てくれました。彼女も小学1年生の頃に入って来てくれた一人です。
そして、彼女が5年生になったとき「級が取りたい」と言って来ました。学校でお習字の話になると、決まって「何級?何段?」と聞かれていたのでしょう。でも、私には看板がないので、級が取れない。いつかは教室出来たらいいなくらいに思っていたのですが、なかなか重い腰を上げずにいました。ところが、その年の冬に日本習字を習いに行こうと思ったのです。どこかの教室に習いにいって、教室が持てるくらいの段を取って…と考えを巡らせていたんですけど、近道を知りたかったので、直接日本習字に問い合わせたところ「来年の春に教室開設の講習会があるので来てください」と。それから、2,3か月講習を受けトントントンと…5月には教室を開くことになったのです!( ゚Д゚)ビックリ。
そうなんです、彼女が6年生になった5月に、教室開設、そして入会第一号の生徒さんとなったのです(*´▽`*)とりあえず、3人居ないといけなかったので、彼女のお友達も一緒に。翌月には、息子と入会したい子を募って、お手本を取ってもらいました。1日500円の子たちと並行して、日本習字の子たちを教えることになりました。
本当のところ、6年生から入会して、中学3年までに八段とれるのは、難しいんじゃないかと思っていました。私の日本習字の先生としての力量も無く、ほぼ初心者。あと1年早く教室を開けていればと、中学最後の1年間はそう思っていました。なぜなら、翌年の3月最後の八段受験を受けるには、12月までに4回も昇段しないといけないんです!4月号で六段に昇段!5月号で準七段!7月の競書は上がらず…9月号で七段!12月の競書で上がれば、3月の八段試験を受けられる!と思っていたのでドキドキでした。12月は見事観峰賞で準八段に!ここまで来たら、3月の試験受けられる!と思ったら、高校受験で1月2月と休会…お休みします…。一体どうなるんだぁぁぁぁ⁈
申込の締め切りもあったので、受けるかどうかお返事下さいとlineしたら、高校受験が2日後に迫っているにも関わらず「受けます!」と返事が来ました(´;ω;`)ウッ…良かった。受けるかどうかわからなかったけど、返事もらう前に申込だけは先に済ませておいてたよ。しかも、なぜかわからないけど、この時の私は、受けたら絶対受かるっていう自信しかなかったなぁ。どんな試験かわからなかったのに、変な自信だけがあったのは「彼女が受けるから」だったかもしれないね。3月初めに高校受かったよぉ~の連絡が来て、すぐ八段試験に取り掛かりました。自宅で理論問題と作文をやってもらって、教室では4日間かけて半紙課題と画仙紙課題を仕上げました。練習最終日は、納得いくまで練習したね。この作品が合格してよかった。作文に書いてあった嬉しい言葉も聞けて良かった。いろんなことあったけど、長い時間一緒にいられてよかった。私も一緒に成長できました。またどこかで会ったら声をかけるね。元気で高校生活を送ってください(´▽`*) ありがとう。
最後に、日本習字から「中学校を卒業するあなたへ」メッセージを送ります(´▽`*)
私の気持ちも同じ気持ちです。これから先も素敵な人生が待っています。
楽しいと思える道に進んで下さい。
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